PCoIPでの接続は、ホストとクライアントをダイレクトで接続する方法と、Cloud Access Connector (CAC)経由で接続する方法があります。
ダイレクトアクセス
ダイレクトアクセスは最もシンプルなアクセス方法です。
クライアントから接続先のIPアドレスもしくはFQDNを指定して接続します。
IPv6を使用した接続は、現時点(2022年6月時点)では、Software ClientsとCAS Agentの組み合わせでのダイレクトアクセスのみがサポートされています。
CASMのCAC経由での接続
インターネットからオンプレミスのWSにアクセスする場合はCACを使います。外部からのアクセスは全てCAC経由でパケットのやりとりが行われます。
そのため、CACのパフォーマンスが低いと、パケットが処理しきず画面表示に影響が出る可能性があります。
CACを使用する場合の注意点として、インターネット経由でのアクセスではRWCが使えないと言うことです。
RWCはCASMのCACが提供するコネクションブローカーの部分を使用する事は出来ますが、CACのセキュリティゲートウェイの機能とは通信が出来ないからです。
CAS Manager経由のダイレクトアクセス
細かい話ですが、オンプレミスでCAC経由(コネクションブローカーとして使用)で使用する場合、クライアントはCACから接続先のFQDN(IPアドレス)を入手し、直接接続しに行きます。
台数が多くても、切り替えることがなければダイレクトアクセスで問題ありません。
すでにVPNが構築されているのであればまずはダイレクトアクセスで試してみて、パフォーマンスやセキュリティに不安があるようであればCASMに切り替えると良いでしょう。