Teradici CASのライセンスは、サブスクリプションで提供されています。
Desktop Accessはゼロクライアント専用のライセンスですので、直接は関係ないのですが比較の為、一緒に説明します。
サブスクリプションの内容
Desktop Access(DA) | Cloud Access(CA) | Cloud Access Plus(CA+) | |
Standard Agent | ☓ | 〇 | 〇 |
Graphics Agent | ☓ | ☓ | 〇 |
Soft Clients | ☓ | 〇 | 〇 |
CAS Manager | ☓ | 〇 | 〇 |
Local Licens Server | ☓ | 〇 | 〇 |
PCoIP Management Console | 〇 | 〇 | 〇 |
RWC Agent | ☓ | 〇 | 〇 |
RWC Software | ☓ | 〇 | 〇 |
ZCのFWダウンロード | 〇 | 〇 | 〇 |
RWCのFWダウンロード | ☓ | 〇 | 〇 |
Teradiciでは3つのサブスクリプションを販売していますが、Desktop Accessは、ゼロクライアント専用のサブスクリプションとなります。このライセンスで可能なのは、ゼロクライアントのファームウェアアップデートと、ゼロクライアントおよびホストカードの管理を行うManagement Consoleのライセンスのみが提供されます。
VMware Horizon等に接続するときや、Agentに接続するときに対応したファームウェアが必要な場合のみ購入すれば問題ありません。サブスクリプションの期間が切れても使えなくなることはありません。
ただし、Management Consoleのライセンスは使えなくなるので、MCを使っている場合は引き続き購入が必要です。
RWCに関してはソフトクライアントからの接続や、CASMを経由した接続をする場合に、RWC Agentという専用のAgentが必要になります。こちらは、Standard Agent , Graphics Agentと同様にライセンスが切れると使えなくなりますので注意してください。
Agentを使用しない場合(ゼロクライアントとの接続のみ)でも、RWCのファームウェアを更新したい時には、CAのサブスクリプションを契約する必要があります。
CAおよびCA+のサブスクリプションは、使用するAgentの違いだけで、それ以外は全て同じです。
CASのライセンスを含んでいるので、サブスクリプションを更新しないとAgentがインストールされているホストPCへの接続が出来なくなります。
表だとわかりにくいのですが、各サブスクリプションは左側のサブスクリプションの内容が全て含まれています。
つまり、CA+を購入するとZCを管理するMCのライセンスが含まれていることになるので、以下の用な場合はライセンス数を節約できます。
例1 ゼロクライアント5台 CA+のサブスクリプション契約 5
ゼロクライアントからGraphisc AgentもしくはStandard Agentがインストールされた5台のホストPC(物理、仮想)へ同時アクセス可能。
CA+のライセンスが5あるので、Desktop Access(DA)のライセンスの購入は不要。
ゼロクライアントのFWや、MCのライセンスを5台分使用可能
例2 ゼロクライアント 3台 RWC 2枚 CAのサブスクリプション契約 5
ゼロクライアントもしくはソフトクライアントから、RWCがインストールされたホストPCおよびStandard Agentのインストールされたホスト(物理、仮想)に対して5台同時アクセスが可能。
CAのサブスクリプションで5台分のMCのライセンスがあるため、DAのサブスクリプションは不要。ゼロクラアントだけを増やす場合は、追加DAを購入する必要がある。
例3 ゼロクライアント 5台 CA+のサブスクリプション契約 3 VMware Horizonへも接続
ゼロクライアントから、VMware HorizonおよびGraphics AgentのインストールされたWSへアクセスする。
Horizon のバージョンアップに伴いゼロクライアントのFWアップデートが必要になったとき、CA+のライセンスにゼロクライアントのFWのアップグレード権が含まれているため、追加で2つのDAを購入すればゼロクライアント5台分のFWアップデートが可能。